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みなさんは銭湯に対してどんなイメージをお持ちでしょうか。
僕は万葉の湯によく行くのですが、まあ設備はすごく充実しているし、休憩所や仮眠室も静かできれいだし、マッサージやら食べるとこやら飲めるとこやら、一大アミューズメントのような様相を呈している。しかもそれは今やまったく珍しいものではなく、気軽に立ち寄れる非常にステキなところです。
しかし、あれはあくまで風呂アミューズメントパーク、またはスーパー銭湯と呼ばれるものであって、本質的な意味での銭湯とは違うと僕は思う。
やっぱり銭湯と言えばさ、年季の入った建物に煙突が立ってて、木札の下駄箱があって、番台さんがいて、かこーんかこーんと洗面器の音がこだましていて(洗面器はもちろん黄色のケロヨンのやつ)、木とお湯の独特の香りが立ち込めてて、でっかい富士山の絵が書いてあって、異様に熱い湯船につかったあとは冷たい瓶のコーヒー牛乳を飲んでさ、ボロボロの年季の入った革のソファに座って、煙草を燻らせながら、ぼけっとする。あれって一種の様式美ですよね。
そんな昔ながらの銭湯の様式美を描いた銭湯女子漫画「のの湯」の1巻がついに発売されました!
そんなわけで、今回はのの湯の見どころをご紹介します。

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